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優位に立つ「我田引水法」
2008/5/17
かつて、イケイケで鳴らした若手総会屋が、こんな話をしてくれたことがある。 「雑巾に柄(え)をつけりゃ、立派なモップになる。これが私の仕事のやり方ですよ」 つまり雑巾という「ネタ」に「理屈」という柄を ...
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ネガティブな過去は吹聴すべし
2008/5/14
福田政権の支持率が20パーセントを割り、いよいよ自民党はヤバくなった。 道路財源のデタラメ、年金のグチャグチャ、そして医療費を上げ、ついでに物価まで上げた。これだけ住みにくい世の中にしたのだから、 ...
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船場吉兆が私たちに突きつけるもの
2008/5/12
今朝――と言っても、日付が変わって昨日の朝、写真家の齊藤文護氏のアトリエへ出かけた。 リニュアルするホームページ用に、私の写真を撮ってもらうためだ。 齋藤文護氏は、通称「ブンゴちゃん」。2001年 ...
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菊丸さんを熱海に訪ねて考えた
2008/5/6
一昨日のこと。 所用があって、熱海の山腹で〝田舎暮らし〟を楽しむ桂菊丸・泉アキ夫妻を訪ねた。 菊丸さんとは旧知だが、お会いするのは久しぶり。眼下の絶景を楽しみつつ、畑のこと、田舎暮らしのこと、人 ...
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妙想は〝寝たふり〟をして待て
2008/5/1
脳の話をテレビで観た。 解説は、人気の脳科学者・茂木健一郎氏で、とても面白かった。 ことに暗記の話は、お経が覚えられずにいる私には、 (なるほど) ハタと膝を打つ思いであった。 この記憶法は ...
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2008/4/28
館山の健康ランド。 露天風呂の温泉に浸かって手足を伸ばし、庭の木々を眺めると、モミジが真っ赤に紅葉していた。 (いいねぇ) 私はモミジが大好きで、すっかりいい気分になったのだが、ふと、 (あれ? ...
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守破離をもって「我が知識」となす
2008/4/26
《學文無主等痴人》――「文(ぶん)を学びて主(しゅ)無ければ痴人に等し」と読む。 『一声(いっせい)の仁』(西郷隆盛)にある一節だ。 意味は、 「書物をどんなに学んでも、自己の考えを持たねば愚か者と ...
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失敗は〝対比効果〟で切り抜けよ
2008/4/23
心理術に「対比効果」というのがある。 悪条件を相手に吞ませるテクニックである。 たとえば、 「こらッ! 命と腕とどっちや!」 命を取られるのと、腕を落とすのとどっちがいいか――と迫られれば、誰 ...
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顧みて恥ずべきことなきや
2008/4/21
保護司を拝命して8年になる。 少年から還暦を過ぎた大人まで、多くの対象者と接してきたし、いまも接している。仮出獄して来る者もいれば、矯正施設には収容されないまま保護観察処分になった者もいる。 保 ...
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今夜もブツブツ、嫌味と小言
2008/4/20
年を取ると、嫌味や小言が多くなるという。 私も年を取ったせいか、つい嫌味が口をついて出る。 地球温暖化を声高に叫ぶ欧米のエコ運動をテレビニュースで見れば、 (だったら、まず、おまえの国の軍隊をな ...