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草の庵に足さしのべて(良寛)
2021/4/5
コロナ禍で、郊外や田舎に住んでリモートワーク。 あるいはワーケーション。 田舎暮らしが再びの脚光。 そこで、拙著『心の清浄をとりもどす 名僧の一喝』(すばる舎)から転載。 * 『草の庵に足さしのべて小 ...
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『困』という漢字
2021/3/2
コロナ禍、困ったものです。 一都三県の緊急事態宣言は7日に解除されるのかどうか。 私たちも困り、菅総理は大逆風にもっと困っている。 そこで、拙著『心に寄り添ういい漢字』(青志社)から転載。 * ■テー ...
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「選択」ということ
2021/2/10
拙著『心の清浄をとりもどす 名僧の一喝』(すばる舎)より。 * 法然「選択とは、すなわちこれ取捨の義なり」 「なぜ、あのとき」 人生の選択に後悔はつきものだ。 期待した結果にならなければ ...
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「こだわる」ということ
2021/1/27
拙著『良寛 清貧に生きる言葉』(青志社)より/一部転載。 * 《こだわる》という言葉は誉め言葉だ。 「あの人はワインにこだわる」 と言えば、ワイン通だと誉めていることになるし、 「あの人は服装にこだわ ...
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来し方を振り返る
2020/12/24
昨日と変わらぬ今日を過ごし、今日と変わらぬ明日を迎える。 けれど、来し方をふり返ると、思いもつかぬ曲折の半生に唖然とさせられる。 前を見て生きることは大切だが、前ばかり見ていると、自分はどんな道を歩い ...
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井戸を掘るなら
2020/10/10
挫折の原因は「迷い」にある。 何に迷うか。 「このまま続けていていいのだろうか」 という現状に対する迷いだ。 逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、 ...
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在るがまま、成るがまま
2020/9/24
『降れば濡れ、濡るれば乾く袖の上を、雨とて厭う人ぞはかなき』 時宗の開祖・一遍上人の歌だ。 「雨に降られりゃ、服も濡れるがな。濡れても、そのうち乾くがな。そんなことより、濡れまいとして右往左往するのは ...
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苦悩の本質
2020/9/8
仏法の本質を「列車」に、すぐれた先達を「停車場」にたとえ、 「列車に乗りたければ停車場へ行け」 と、明治時代、西本願寺の名僧として知られる七里恒順は喝破する。 理屈をあれこれ学んでみても、それは線路の ...
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虚仮(こけ)の一念
2020/8/19
挫折の原因は「迷い」にある。 何に迷うか。 「このまま続けていていいのだろうか」 という現状に対する迷いだ。 逆境にあるとき、遅々として成果が現れないとき、あるいは意に染まない状況になりつつあるとき、 ...
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「貧乏は強い」の真意
2020/8/4
『空馬(からうま)に怪我なし』 という諺(ことわざ)がある。 「何も持っていない者は損をすることがない」 という意味だ。 無一文の人間は、それ以上、貧しくなることはない。 だから「失う」という恐怖心も ...