歳時記

深夜3時の電話

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 明後日、23日が道場の稽古納め。
 朝10時から小一時間ほど子供たちと稽古をして、そのあとお菓子と豚汁(お汁粉かもしれない)を配る。
 午後は大掃除で中学生たちが来てくれる。
 こちらはハンバーガーとジュース、お菓子を配る。
 夜は大人の忘年会。
 稽古が休みになれば仕事に集中だ。
 週4日、それぞれ夕方5時から9時まで稽古だから、仕事が忙しくなると時間のやり繰りが大変である。
 稽古のあとの深夜も最近は執筆するので、稽古はできるだけ疲れないように心がけているのだが、仕事でいら立っていると、つい指導にも力が入ってしまい、帰宅すると眠気が襲ってくることになる。
 そろそろ午前3時。
 いま、道場内の仕事部屋にいる。
 携帯が鳴ったので、
(どこのアホか)
 と思って着信を見ると、愚妻からではないか。
 何かあったのかと心配して急いで電話に出てみると、
「何時に帰ってくるの?」
 ノンキな声。
「テレビを観ながらウトウトしてたんだろう。このヒマ人」
 嫌味を言うと、
「あなたの部屋を片づけていたんじゃいの!」
 逆ギレである。
「本も荷物も出しっ放しで、ちっとも片づけないから私がやっているんでしょ」
「スマン、スマン」
 と素直に言えばいいのだろうが、今後の力関係を考えれば、弱みは見せられぬ。
「わしも好きで片づけないのではないぞ。忙しくて……」
「それで何時に帰ってくるのよ」
「わしが帰る時間と、おまえと何の関係があるのだ」
「部屋の暖房をどうするか聞いてるんじゃないの。帰らないんなら切って寝るから」
 電話もプッツンと切れた。
 さて、もう少し書くとするか。
   

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