歳時記

嬉々としてやるべし

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コロナで稽古を1年以上も休んだ。
道場を畳み、小・中学校に稽古場所を移し、小学生は週一回の稽古にした。

再開しても、道場生はせいぜい10名程度になるだろう。
そうすれば目が行き届くし、指導するのも楽になる。

やれやれである。
削ぎ落としの人生の実践である。
コロナに感謝だとバチ当たりなことを考えていたら、新規の子供と大人までを含めて道場生は40名を超えていた。

ありがたいことだとは思うが、思惑がはずれた。
もうひと踏ん張りしなくてはならないではないか。
日帰り温泉も疲れるので週2回にしていたのを、ヒマになるからと3回にしたばかりなのだ。

しょうがない。
老体にムチである。
他人がいれるムチでなく、自分でいれるムチである。
我ながら気の毒なものである。

一方、元気溌剌なのは愚妻だ。
検温器、シュシュと吹きかける消毒液、ドアの把手を拭く消毒布といった「コロナ用具」一式を用意して気合いがはいっている。
こういうことは大好きなのだ。

何事も溜め息をつきながらでなく、嬉々としてやれば楽しみになるのだと、いま思いを新たにしているところなのである。

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