歳時記

工夫とは努力のこと

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拙著『定年後、ゼロから始めて僧侶になる方法』(飛鳥新社)を読んで、浄土真宗本願寺派で得度されたという女性からFBを通じて連絡を頂戴した。

刊行は2014月7月。

いつお読みになったのかわからないが、通信教育を受講されたとのことなので、少なくとも3年以上は努力されたということになる。
拙著の意図が少しでも通じたのかと思うとありがたく、著者冥利に尽きる。

どの作品も全力投球で書いているが、「伝えたいこと」と「伝える技術」は別物であり、またテーマによってその方法論やトーンは変わってくるので、いつも頭を悩ます。

ことに「生き方論」は誤解を生みやすいので、よくよく注意して書いているが、時代風潮に左右されない根源的な価値観となると、やはり仏教以外にないことを、このころ改めて思うのである。

著作を含め、今年は仏教に関していろいろご縁ができてきた。
これまで以上に本気で取り組まざるを得ない状況になってきたので、毎朝1時間をその勉強に充てることにした。

問題は、毎朝の「日帰り温泉」である。

これをやめると言えば、
「半月板損傷のリハビリはどうしてくれるの!」
愚妻は私を批難するだろう。
これは継続せねばなるまい。

結局、時間は足りないようにできているのだ。
工夫するしかあるまい。

そして、工夫とは努力のことである。

「人生は一生働くものだ。死ぬまで働け」
とは、明治時代、「日本騎兵の父」と呼ばれる秋山好古の言葉である。

今年は明治時代についても調べることがある。
「明治の気概」に触れることで、自分を鼓舞してみるか。

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