歳時記

執筆テーマに脈絡なし。

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 昨日、京都から帰宅。
 春の桜か、晩秋の紅葉を、京都行きの楽しみにしている。
 ただし、私たち夫婦は、世間とはいささか価値観が違っている。
 日曜日は雨だったので、フツーであれば「あいにくの雨」ということになるのだろうが、
「おっ、雨だ。人が少ないぞ!」
 と、嬉々とするのである。
 しかも朝一。
 紅葉の見どころは、どこも空いていた。
 とは言いながら、厭きっぽい性格なので、毎年となると京都もマンネリ気味で、今回でいちばん楽しかったのは、連日のホテルのサウナ。
 愚妻も同じことを言っていたから、サウナに入るなら、わざわざ京都へ行くまでもあるまいと、これは反省しきり。
 それでも、ま、気分転換になったようで、今朝から仕事に気合いが入る。
 来週、6日(火)は、ラジオのニッポン放送『「土屋礼央レオなるど』に出演する。
 拙著『子どもの「なぜ」に答える』をテーマに、15時から20分ほどのトークだ。
 BS日テレの『久米書店』では「ヤクザ式」がテーマ。
 ラジオでは「子どもと親」がテーマ。
 我ながら、執筆テーマに脈絡がないと思ってはいるが、ま、流れに逆らわずである。
「哲学が面白い」
「トランプ新大統領も面白い」
 と、編集者によって、いろいろ提案してくれるので、いまニーチェと、トランプの自伝を読み始めたところである。
 
 そう言えば、先週末、拙著『続・安藤昇 90歳の遺言』が刊行された。
 来月初旬には『小泉進次郎「先手を取る」極意』が刊行される。
 これも、まったく脈絡がない。
 ついでがら、来週から週刊アサヒ芸能で『英雄たちの「ケンカ兵法」』を連載する。
 1Pのエッセイだが、書いてみたいテーマなので楽しみにしているが、これも執筆に脈絡なし。
 善悪を心に宿すのが人間であるなら、脈絡のない仕事もまた人間的でいいと居直るのだ。

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