歳時記

「舞台裏」は隠すもの

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 夕方に脱稿後、健康ランドへ出かける。
 ひと風呂浴びてロビーに出ると、若者が熱心にスマホをいじっている。
 彼の顔をひょいと見て、
(あっ、お面をかぶっている!)
 と思ったのは錯覚で、何と顔パックをしていたのである。
 しょうもないヤツだ。
 顔パックが悪いというのではない。
 公衆の面前でする、その神経がよくわからないのだ。
 電車で化粧をする娘さんも同じ。
「舞台裏」は隠すもので、人様に見せるものではない。
《ただ見れば 何の苦もなき水鳥の 足に暇なき わがが思いかな》
 という古歌があるが、一所懸命に足で水をかき、その姿を見せないから優雅でカッコいいのだ。

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