歳時記

「誘眠CD」と格闘

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落語が〝誘眠〟にピッタリだと前日、このブログで書いたが、あれは誤りであった。

YouTubeで聞いて〝誘眠〟によかったので、すぐにCDを購入した。
何事も「基本」が大事なので、まず「古典落語」を買った。
あえて名前は出さないが、錚々たる落語たちである。

ところが、老人たちなので滑舌がよくない。
語尾が不明瞭だ。

聞き取りにくいのでボリュームを上げると、
「おい、熊さん!」
大きな声になるところで、ビックリ。
目が醒めてしまう。

さりとてボリュームを下げると聞き取りにくく、神経が苛立って〝誘眠〟どころではなくなるのだ。

ならばと、今度は人気の若手落語家二人のCDを購入。
ところが若手は早口なのだ。
しかも、ペラペラペラペラと枕が長く、これから睡ろうとする人間のボーとした頭はついていけない

で、落語は即刻、中止。
今度はクラシックのCDにした。

クラシック音楽はチンプンカンプンの私は、不見転(みずてん)でショパンの二枚組をアマゾンでポチ。

ピアノの旋律はなるほど美しく心地よいが、馴染みのない音楽だけに落ち着かず、私の場合は逆効果で〝誘眠〟の効果なし。

で、どうしたものかと考え、ネットであれこれ調べているうちに、「オルゴール音楽」のCDに行き当たった。
「眠りに誘う」という惹句も気に入った。

すぐに二枚組をアマゾンでポチ。

配達されてくると、
「ちょっと、次から次へ何枚買っているのよ!」

愚妻の目くじらに言い訳するのも一苦労なのだ。

で、昨夜。
それを聞きながら床についた。

二時間、眠れなかった。
オルゴールに馴染みがなく、一曲や二曲であれば心地よいが、延々と何曲も聴いていると、だんだんと目が冴えてくるのである。

ベッド脇にはCDプレーヤーと、何枚も積んだCDがある。

何事も思いつきで始めるのは私の性格で、しかも始めたらトコトンまでやってみる。
そして納得したら、もう見向きもしない。

愚妻に言わせれば、
「ほどほどができない性格」
ということになる。

因果な性格だと自分でも思うが、こればかりはどうしようもないのだ。

ただ、私の信念は、
「性格は直すものではなく、活かすものである」
ということ。

因果な性格をどう活かすか。
残り少ない人生とニラめっこしているのだ。

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