集中力にはいささか自信がある。
切り替えの早さも得意ワザだ。
「集中力」と「切り替えの早さ」で何冊か同時執筆ができるし、法務もこなせてきた。
これに遊びと保護司活動が加わり、さらに数年前までは道場に出ていたが難なくこなしてきた。
ところが加齢のせいか、「切り替えの早さ」が衰えてきた。
集中力が依然として好調なだけに脳がディープに疲れ、疲れが尾を引いて容易に切り替えがきかなくなってしまうのだ。
これまで、通夜や法事で式場入りする直前までマックやファミレスで執筆していたが、瞬時に脳を「法務モード」に切り替えることができた。
それがうまくいかなくなってきたのだ。
したがって法務のある日は仕事はしない。
そうすると、法務が立て込むと執筆が遅れてしまう。
遅れると、あせる。
あせれば精神衛生上、すこぶるよくないのである。
こう考えると、ころころ話を変えて平然としているトランプ大統領の「切り替えの早さ」は、年齢にしては特筆すべき能力ではないか。
「わしはトランプの〝切り替えの早さ〟がうらやましい」
愚妻にこぼすと、
「身勝手なだけで、似たようなものじゃないの」
憎まれ口を叩くのだ。
「トランプに似ている」が最大の侮辱になるとは、アメリカも堕ちたものだと、妙な感心をする今日この頃なのである