歳時記

鎮痛剤の副作用

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今朝のことである。

「ちょっと、しゃべりがロレロレしているわよ」
「ほう、ロレックスか」
「バカなこと言ってないで、薬の量を考えなさいよ」

実を言うと、愚妻に言われるまでもなく、舌が少しもつれる感じがしていた。
舌だけでなく、フラつくこともある。

鎮痛剤のせいだ。

新しく処方された薬に加えて、従来の薬は「通常は1錠、痛みが激しいときは2錠」と医者に言われているのだが、慢性的に痛いので朝晩とも2錠服用している。

昨年だか一昨年だか、同じように肩甲骨の痛みに難儀したとき、鎮痛剤のせいで同じ症状があらわれたので、今回も当初から鎮痛剤を多く服用することの副作用を懸念していたのである。

だから私としては「やっぱりか」である。

日常生活でロレるのは構わないが、葬儀や法事ではまずい。

「この坊さん、一杯ひっかけてるんじゃないか?」
と思われないとも限らない。

私が会葬者ならそう思う。

だが、2錠服用しても、肩甲骨も肩も痛い。
1錠ではどうにもならないのだ。

困った。
「あっちを立てれば、こっちが立たず」

さて、どうしたものか。

愚妻に意見をきいてみると、
「自分で考えなさいよ。自分の身体でしょ」

そう、そのとおり。
意見なんかきかなきゃよかった。

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