歳時記

明日から弁当にしよう

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「弁当」が欲しくなった。
 会社員や学生が持参する、あの弁当である。
 なぜ、そんな気分になったのか、自分でもよくわからないが、とにかく「弁当」が欲しくなったのだ。
「おい、明日から、夕食は弁当にするゆえ、弁当箱を用意いたせ」
 愚妻に命じると、
「あるわよ」
「保温式の、二段になったやつだぞ」
「あるって」
「なぜ、そんなものが我が家にあるのだ」
「去年、弁当にするからって、あなたが買ってこさせたじゃないの」
 うんざりした顔で言う。
 すっかり忘れていたが、そんなこもあったような気がしないでもない。
 ともあれ、そんなわけで、外出しない日は、道場の仕事場に弁当を届けさせることにした。
 節電に続いて〝手作り生活〟だ。
 なにやらワクワクしてくるのではないか。

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