暑いですな。
おかげで寝汗をかく。
これが困るのだ。
頭を剃っているので汗が止まらず、枕カバーを濡らすのだ。
ダイレクトだからハンパじゃない。
で、一昨日。
朝、愚妻が起きてくるのを待って枕を差し出し、
「汗で濡れたら干してくれ」
頼むと、
「枕ごと抱えてきてどうするの。カバーくらい外して持って来なさいよ」
そして、
「何だって頭に汗をかくのかしらねぇ」
ブーブー文句を言われたので、うっかり頭に汗をけなくなった。
で、昨夜。
蒸し暑い。
頭に汗をかくわけにはいかないので、すぐにエアコンをつける。
だが、なぜそうなったのか私は知らないが、エアコンが頭の真上にあるのだ。
しかも一昨年、奮発して高性能の機種を買ってくれたとか言うシロモノで、
「よく効くでしょう」
愚妻が恩着せがましく、一昨年も、昨年も、今年も言うのだ。
効きすぎて寒く、私にとっては使い勝手が悪いのだが、そんなことは口が裂けても言えず、昨年も私は大いに困ったものだった。
で、昨夜。
エアコンをつけたら頭上から冷気が降り注ぐ。
停めると頭に汗をかく。
汗だけは避けなければならない。
どうすべきか考えた末、パジャマを脱いで寝ることにした。
涼しくて、これがちょうどよいのだ。
で、今朝。
くしゃみが出た。
季節先取りで、夏カゼを引いたのだ。
愚妻に訳を話し、カゼ薬を頼んだら、
「ちょっと、パジャマを脱いで寝る人なんかいないでしょ」
ブーブー文句を言われた。
なぜカゼを引いたか、なぜ夜中にパジャマを脱ぐに至ったかを説明しようとしたが、頭の汗のことからエアコンの性能のこと、さらに取り付け位置のことまで原因は多岐にわたる。
とても説明はしきれまい。
私は断念し、夜中になぜかパジャマを脱いでカゼを引いた愚か者との誹(そし)りを甘んじて受けることにしたのである。