歳時記

あわや寝過ごすところ

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依然として、右肩甲骨が痛い。
痛みは肩のあたりまで広がっている。
こうしてキーボードを打つのは、頑張って15分が限界である。

毎日、ロキソニンの湿布をベタベタ貼っているが、痛みが取れず、医者が処方した痛み止めを服用する。

この痛み止めは、私の鎮痛剤アレルギーに抵触しないもので、神経に作用するものだとか医者が言っていた。

1日2回、1回につき1錠ということだが、構うことはない。
法務が続くので、2錠、3錠と服用。
痛みはかなり納まるが、頭がフラフラし、睡魔に襲われる。

一昨日は通夜から帰宅してヨロけた。

「ちょっと、何やってんのよ」
「足もとがフラフラする」
「だから1錠にしなさいって言ったでしょう!」

愚妻が勝ち誇ったように言うのだ。

で、昨日。
愚妻がうるさいので、隠れるようにして、葬儀に出かける前にそっと2錠を服用した。

拙宅から式場までクルマで30分ほど。
早めに着いて、式場近くの広い通りに停める。
式場に入る時間は開式1時間前の12時15分。
式場は、ここから数分なので、スマホの目覚ましを12時10分にセットて仮眠。
薬のせいか、やたら眠いのだ。

熟睡。
ラインの着信音で目が醒める。
友人からの、どうってことのないライン。

(せっかく気持ちよく寝ていたのに)

ブツクサ言いながら、ひょいと時計を見ると12時13分ではないか。
スマホの目覚ましが鳴った記憶はない。
鳴れば目覚めるはず。
頭がこんがらがる。

すぐにスマホの目覚ましを確認すると、なんと「11時15分」にセットされているではないか。
1時間、間違えていた。
これなら目覚ましが鳴るのは明日である。

すぐさま式場に駆けつけて事なきをえたが、もしタイミングよくラインがこなければ、私は夕方までグーグー寝ていただろう。
葬儀はどうなったか。
会葬者は50人ほど。
火葬場の予約もあるし、大騒ぎになったことだけは間違いない。

本来ならヒヤリとするところだろうが、ヒヤリとしないとろが私の長所であり、短所。

何しろ運気だけを頼りにこれまで生きてきた私なので、ラインもきっと運気が気をきかせてくれたのだろうと都合よく考えたのである。

だが、これはいい反省材料になった。

スマホの目覚ましは確認してセットしたはずなのに間違っていた。
つまり、間違いや事故の原因は、「確認しなかったこと」にあるのではなく、「確認したつもり」の「つもり」にあるということに気がついた。

「確認したつもり」は、意識では「確認した」となっているので、実に始末が悪い。

そして、この「つもり」は色んな場面に生じる。

以後、気をつけるべしと反省。
これも、運気が教えてくれたのだろうと、どこまでも都合よく考えるのである。

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