歳時記

何と、火縄銃ではないか!

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長野県の松代温泉に3泊ほどしてきた。
バタバタと忙しいので気乗りはしなかったが、年間予定を立て、宿泊を予約しているので仕方なく行った。

松代温泉は3度目になるが、近隣の観光などしたことがないので、今回は松本城と善光寺に寄ることにした。

善光寺はともかく、次作の必要があって天守閣の内部が知りたく、それで松本城にしたのだが、なんと火縄銃が展示してあるではないか。

「おおっ!」
私は感嘆の声である。

これも必要があって火縄銃のことを知りたく、あれこれ本を読んでいるが、イマイチよくわからなかったのだ。
火縄銃を凝視して、記憶に留める。
来てよかった。

善光寺は足早に観たのでチェックインまで時間が余り、ついでに六文銭の真田邸を見学したが、それでも時間が余り、さして興が乗らぬまま、松代藩の藩校である文武学校を見学することにした。

平日とあって観光客は私たちだけ。
ブラブラしていたら、
「おおっ!」
私は感嘆の声である。

何と手書きの案内で、火縄銃の体験ができると書いてあったのだ。
見落とすところだった。
まさか火縄銃に触ることができようとは!

すぐさま事務室に駆けこんでお願いした。

火縄銃を使ってバーチャル画面に撃つのだが、私はそんなことより火縄銃のことが知りたく、こと細かに質問するものだから、案内してくれたおばちゃんがさすがに当惑。

「私はそんなことまでは知らなくて・・・・」
謝っていただき、恐縮した次第。

しかし、これだけで松代温泉に出かけた価値がある。

人生、やはり縁という偶然に頼って生きていくのがいいのだと、再認識した温泉行きであった。

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