歳時記

ムダな会話。

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 今日は午後から空手関係の会合。
 夕方、道場に帰ってきて、9時まで稽古。
 結局、仕事は午前中の3時間しかできず、明日にしわ寄せ。
 だが、明日は朝9時に保護観察対象の家を訪問するので、仕事は昼からになる。
 毎日が時間との競争で、起きるとすぐ風呂に入り、自室に脱ぎ散らかしたスエットを着て仕事にかかるため、ここしばらく着物を着ることがない。
 現代社会にあって着物を着るというのは、精神的な余裕を必要とするということがよくわかる。
 着物が「ゆったりとした生活」の象徴のように思われるのは、あながち根拠がないわけではなさそうである。
「そうは思わぬか?」
 愚妻に問いかけると、
「着物くらい、着ればいいでしょ」
 即物的な答えが返ってくる。
「そういう意味ではない」
「じゃ、どういう意味なのよ」
「着物はゆったりとした生活の象徴ということだ」
「だから、着物くらい着ればいいのよ」
「そういう意味ではない」
「じゃ、どういう意味なのよ」
「着物はゆったりとした生活の・・・・」
 会話は堂々めぐり。
 忙しいときに、私はこうしてムダな時間を費やすのだ。

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