歳時記

「久米書店」

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 昨夜は、BS日テレ『久米書店』の放送日。
 稽古から帰宅し、少し仕事をしてから階下の居間に降りた。
 
 テーブルの上に、「にごり酒」の一升瓶が置いてあり、愚妻が切子(カットグラス)でチビチビやっている。
 先日、広島の友人が送ってきてくれたもので、日本酒が大好きの愚妻が独り占めで飲んでいる。
『久米書店』が始まり、しばらくすると、
「ちょっと、あなた、態度が大きいわね」
 愚妻が余計なことを言う。
「あなたがくだらないことをペラペラやるから、久米さん、しゃべることができないじゃないの」
 ケチばかりつけるのだ。
 収録のとき、私自身、ペラペラしゃべるのが気になって、久米さんに「これでいいんですか?」と問うたら、
「全然、大丈夫です」
 と言われているのだ。
 愚妻にそのことを告げると、
「ダメだって言う人、いないでしょう。あなたは何でも真に受けるんだから。そこがダメなところで」
 にごり酒のせいか、番組そっちのけで、私の批判は続いたのである。

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