歳時記

レディ・ガガ

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 昨夜、テレビでレディ・ガガのインタビューを見た。
 家で食事をしていて、たまたま目にしたのである。
 彼女のことはもちろん知っていたが、まじまじと見るのは初めてだ。
「何よ、あれ」
 と愚妻があきれるかと思ったが、呆気(あっけ)にとられている。
 ガガのインパクトは、かなりのものである。
 と同時に、
「有名になれば何でもあり」
 ということがよくわかる。
 いや、むしろ顰蹙(ひんしゅく)を買うようなカッコや言動をすればするほど、
「さっすが!」
 と賞賛されることになる。
 ところがノー天気な娘サンはこのことに気づかず、ガガと同じ化粧とカッコで街を歩くから、
「アホ!」
 といわれるのだ。
 つまりファッションは、「人格」を離れて成り立たないということなのである。
 そういう意味で、
「カッコよくなりだければ、自分を磨け」
 というのは正しいということになる。
 そこで、
「おい」
 と愚妻に告げた。
「カッコつける前に、まず人格を磨くんだ」
「鶏肉、硬かったの?」
「バカ者、そういうことを言っているのではない。人格を磨けば、レディ・ガガは無理としても、〝レディ・ババ〟くらいにはなれるかもしれんと言っておるのだ」
「バカなこと言ってないで、早く食べてよ」
 言うなり、テレビのスイッチを切り、レディ・ガガは画面から消えたのである。
 

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