歳時記

短い人生、急ぐべし

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 今朝は雨のため、ウォーキングは中止。
 始めたころは、雨が降るとホッとし、そのまま寝床に潜り込んだものだが、いまはその逆で、雨にはガッカリする。
 習慣とは、げに恐ろしいものである。
 言い換えれば、何事も習慣にしてしまえばいいということになる。
「継続は力なり」
 とは、実は「習慣化」という力ではないかと考えたりもするである。
 昨朝は、曇り空の下をウォーキングしたが、路肩の雑草に朝露がほとんど付着していなかった。
 これには新鮮な驚きで、季節の移ろいをこうした形で実感できるとは、なんとも贅沢でハッピーな気分である。
 明日は、神奈川県の相模原市に出かけるので、早朝散歩は中止。
 執筆スケジュールとニラめっこで、原稿の進行が気になるが、約束したことである。
 というのも、慢性的に忙しいので、アポは手帳に余白がある早い時期にどんどん入れるため、結局、アポに追われることになるのだ。
 映画の予定も何本か入れてあるし、絵画のモネ展の予定も入れた。
 そんなものは中止にすればすむことだが、「忙しい」を理由に、一度決めたことを変えるのは性格に合わないのだ。
 私は、何事においても「やり切ってみせる」を信条にしている。
 愚妻は、
「意固地なだけ」
 とあきれているが、意固地で結構。
「我は我なり」の心意気である。
 そんなわけで、どんどこ予定を入れるのだ。
 メシを食う予定も、年内の泊まりがけの予定も入れた。
 来年の予定も入り始めた。
 かつては「来年のことを言うと鬼が笑う」と言ったものだが、スピード社会になったいま、鬼は笑うどころか、時間を先取りする私たちにあきれていることだろう。
 昔の交通標語をもじって、
「短い人生、そんなに急いでどこへ行く」
 という言葉が、いまひょいと浮かんだが、これは間違い。
 人生は短いからこそ、急ぐべきではないのか。
「短い人生、尻に火を点け全力疾走」
 というのが正解のように思うのである。

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