歳時記

二元論からの脱却

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 先日は、格闘技界の知人の仲立ちで、神職(宮司)の方とスピリチュアル関連の会社をやっている方とお会いした。
 私とは異分野で活躍されている方々の話は刺激的で、とても興味深いものがある。
 神道と仏教、ことに浄土真宗の教義とは相容れないものがあるが、
「どっちが正しいか」
 という視点で観たのでは、イスラム国と同じになってしまう。
 これは宗教に限らないが、「どっちが正しいか」という視点は、相手を否定することの上に自己存在が成り立つことでもある。
 正邪、黒白、善悪など、対立する二元論の視点から、いかに脱却するか。
「黒と白の境目には灰色がある」
 という物の見方をすると、世間も人生も価値観も、そして幸と不幸も、また違った様相を見せてくるようだ。
 二元論から一元論に立ち返るか、あるいは三元論へと向かっていくか。
 興味は尽きず、このあたりのことを、これから考えてみたい。

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