歳時記

人生は〝面白がる〟もの

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 今日の午前中、東京商工会議所品川支部でセミナー講演をしてきた。
 品川支部に招かれるのはこれで3度目だが、今回もご担当の増山雄三氏が過不足のない段取りをしてくださった上、みなさん、私の拙(つたな)い話を熱心に聞いてくださり、気持ちのよい講演会だった。
 話すときのノリは「聞き手」との呼吸が左右し、書くときのノリは「自分」との呼吸が左右する。
 それぞれに質の違う難しさがあり、またそこが面白いところでもある――と言いたいところだが、ホンネを申せば、どっちも楽じゃない。
 楽じゃないから、面白がってみる。
 すると、人生が愉快になる。
「そんなバカな」
 と鼻で笑うのは、人生の何たるかを知らない人だ。
 思春期の女の子は、箸が転んでも笑うではないか。
 箸が転んだことが可笑しいのではない。
 人生に興味津々の思春期は、箸が転んでさえ「面白がれる」ということなのである。
 面白がること――ここに人生の要諦があると、私は思うのだ。
 

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