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鰻屋の主人が語った人生論
2006/10/15
千葉県の印旛村に『余白亭』という、鰻と鴨を食べさせる店がある。 ご主人と奥さんの二人でやっている。 ご主人は六十代で、奥さんはそれより十歳以上は若いだろうが、屋号のごとく、「人生の余白」――すな ...
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「魔が差す」の正体を考える
2006/10/9
「なんてバカ奴」――と嘲笑するような事件が、相次いで二つ起こった。 NHK富山放送局長(54)の万引きと、警視庁交通執行課巡査部長(47)の飲酒運転である。 放送局長はホームセンターでボールペンや ...
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女のリアリズムに思う
2006/10/1
房総鴨川市の仕事部屋に来て、カミさんと近くの温泉に日帰り入浴に出かけた。 いつぞやこのブログでも紹介した曽呂(そろ)温泉だ。山あいに民家のような旅館が1軒あるだけで、入浴客はせいぜい数人といったと ...
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「発想勝負」は横着者の戯れ言である
2006/9/27
昨夜、鍼灸院の先生が、道場関係者の紹介で稽古の見学に来られた。年配の方だが、かねて空手・古武道に興味があり、私でも稽古できるか、というのが見学の理由だった。 温厚で、紳士で、話していて楽しい方だっ ...
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〝子猫殺し〟についての私見
2006/9/22
坂東眞砂子さんの〝猫殺し〟について、一言、私の意見を書いておきたい。 板東さんが子猫を殺した理由は、私流に解釈すれば、「不妊手術はしたくない⇒これ以上の猫は飼えない⇒殺すしかない」という論理だ。生 ...
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「原因」を探ることの無意味
2006/9/19
ドジを踏む。 「なぜ」 と失敗の原因を考え、それを克服することで人間は進歩する――私は、これまでそう思ってきた。 だが最近になって、「失敗の原因を探ることは無味ではないか」と思うようになってきた ...
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飲酒運転に潜む「明日は我が身」
2006/9/13
私は保護司をやっている関係で、本日、千葉県の市原刑務所へ視察研修に行った。 ご存じの方もいらっしゃると思うが、市原刑務所は「交通刑務所」だ。飲酒運転による死亡事故や、轢き逃げなどの交通事犯を収容す ...
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凡夫が、死に臨んで平静でいられるや
2006/9/7
「人生の一大事に臨んで、自分は平然としていられるか、それとも狼狽するか」――。これが私が自分に課した長年のテーマである。 一大事の最たるものは「死」だが、死んでしまったら甘受も狼狽もないので、現実と ...
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「忙=心が滅ぶ」を論じる
2006/9/1
鈴虫が鳴いているのに気がついたのは数日前のことだった。 残暑だ真夏日だと言っているうちに、季節はいつの間にかそっと忍び寄り、時の移ろいの早さに、何とも無常を感じる今日このごろである。 8月は、仏 ...
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小泉首相の靖国参拝に思う
2006/8/15
小泉首相が今朝、靖国神社に参拝した。 賛否をめぐって論議が再燃しているが、靖国問題の是非はひとまず措くとして、私が注目するのは、元自民党幹事長である加藤紘一議員が、テレビで繰り返し発言している言葉 ...