昨夕、ウォーキングをしていて、スマホの緊急地震速報がけたたましく鳴り、立ち止まって身構えたが何事もなかった。
(人騒がせなやつだ)
ブツクサ言いながら帰宅すると、
「ちょっと、能登半島で震度7の地震よ!」
愚妻がテレビのライブを放送を見ながら言う。
というのも、昨年の正月は能登の温泉で迎えたからだ。
当時、能登は群発地震が続いていて、
「大地震で津波がきたらどこへ避難すればいのかしら」
愚妻がさかんに心配したものだ。
宿泊施設は海のそばで周囲に高台がなく、
「屋上しかないわね」
愚妻のがそう言ったことをおぼえている。
それからちょうど1年後の正月に、まさか大地震がこようとは。
能登の温泉は気に入っていて3度ほど行っており、今年か来年あたり出かけようかと愚妻と暮れに話したばかりだった。
被災された方はお気の毒だが、本当に天災はいつどこで起こるかわからないとあらためて思う。
覚悟だけはしておいたほうがいいと、これは珍しく愚妻と意見が一致したのである。