歳時記

「水攻め」である

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今朝は高血圧と、胆囊除去後の定期診察。
前回、血液検査をしているのだが、ナントカの数値がずっと高いのが気になると医者が言う。

懇切に説明を受けてはいるが、私は検査結果には関心がなくスルーしてしまうので、どの説明もナントカになってしまう。

気になるからCT検査を受けるよう言われ、私が胆囊を除去した大学病院に検査の予約をしてくれた。
腎機能も弱っているとかで、水をしっかり飲むように言われる。

診察が終わったのが12時前で、愚妻を日帰り温泉に迎えに行く。

「で、診察はどうだったの?」
クルマに乗の込むや、愚妻が詰問するように言う。

「ナントカの数値が高いので検査することになった」
「何よ、ナントカって」
「よくわからん」
「説明を受けたんでしょ」
表情が険しくなるが、これ以上、私にきいてもムダであることは、さすがに愚妻もわかっている。

「で、ほかには?」
「腎機能が弱っているので水を飲めと言われた」
「だから言っているでしょ!」
声が一オクターブ高くなる。

私の机のそばには、愚妻が常にベットボトル3本を置いている。
これの減り方で、水を飲んでいるかどうか、愚妻にはすぐにわかるのだ。

だから怒る。
「あれほど飲みなさいと言っているのに、ちっとも減ってないでしょ!」

腎臓のことなど言わなければよかった。
水を飲め、水を飲め、と私は「水責め」にあっているのだ。

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