歳時記

自宅療養

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自宅療養が続いている。
毎朝9時、保健所からSNSでハーシスが送られてくる。
健康状態を記入して送り返すのだが。シカトすると保健所から訪ねて来るとかなので、私は律儀に記入して送付している。
今日はパルスオキシメーターを届けてくれるそうだ(むろん置き配である)。

外へ出たいとも思わないし、ゴロゴロ寝ていればいだけ。
自宅療養そのものは私にとって至福である。

ただ、愚妻がうるさいのには閉口する。

いまもこのブログを書いていると、愚妻がマスクにゴム手袋をはめて私の部屋に入ってきて、除菌シートであちこちをせっせと除菌している。

そんな状態だから、昨日など、お茶でも飲もうと階下の居間におりていくと、
「ちょっと、何しに部屋から出てくるのよ!」

私が手袋をつけ忘れていたため、お茶は後回しで、すぐさま私が触った場所をせっせと除菌である。

もちろん換気のため、家中の窓は全開。
扇風機も回している。

風呂も愚妻が先に入り、そのあと私。
私があがると、愚妻はせっせと風呂掃除である。

テレビを見たいと言うと、
「見なくていいの。部屋で寝てなさい!」

愚妻は自室にテレビを置いているからいいだろうが、私の部屋にはないのだ。

かくのごとし、愚妻はやり始めると徹底していて、妥協ということを知らない。
まるでラッセル車である。
人生を安穏に生き抜くコツは、うまく妥協することだと思うが、ラッセル車にはこうした人生観は通用しまい。

自室に籠るおかげで、アマゾンのプライムで映画三昧である。
仕事をすればいいのだが、頸椎症で肩が痛く、キーボードが打てない。
いまも仰向けになり、腹にノートパソを乗せてポツリポツリと打っているのだが、それでも痛く、とても仕事どころではないのである。

あさっては整形外科の診察日。
痛みが治まらないので、薬を強くしてもらうつもりでいたが、診察に行くわけにはいかない。
どうしたものか、電話で問い合わせてみよう。

ノドと肩の痛みで夜は眠れない。
この痛みさえなければ自宅療養はウェルカムなのだが、世の中、そうそううまくはいかないようである。

 

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