歳時記

いよいよ連休である

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銚子の「イカの活き造り」はこの冬、食べに行った。
だが、館山の「イカの活き造り」は、行きたいと思いつつ、まだ実現していない。

私は、イカと、タコと、ジャガイモが大好きなのだ。
馴染みのイタメシ屋に愚妻が予約すると、
「ジャガイモのグラタン、用意しますか?」
店主がきいてくれる。

たまにサービスで、タコの刺身やゲソ揚げを出してくれる。
いま気がついたが、イカは出たことがない。
私は料理オンチで知らないが、イタメシにイカはないのか?

まあ、そんなことはどうでもいいが、館山はどうするか。
生臭坊主としては、「イカの生き造り」が食べたいのだ。

「連休、館山は混むかな」
愚妻に意見を求める。
「混むに決まってるでしょう。このあいだは房総は平日なのに、東京ナンバーのクルマが沢山いたじゃないの」
「イカはどうする?」
「うるさいわね。二言目にはイカ、イカって」
乗り気でないのだ。

コロナ変異株が気になっているのだろう。

そこで、
「イカはコロナ予防にいいらしいぞ」
ヨタを飛ばすと、
「えッ、ホント?」
あさましくも、すぐに食いついてくる。

「ああ、活き造りは、イソジンのうがい薬より効果があるってよ」
「ウソばっかり!」

ここまでこのブログを書いて、昨年の連休はどうしていたかふと気になり、手帳のメモを見る。

稽古はコロナで休み。
毎朝ウォーキング。
ここまではいいが、なんと先日脱稿した原稿に取りかかっているではないか。

光陰の速きか、私が怠け者か、はてまた苦吟の原稿か。

あれこれ書きたいテーマはあって下調べもしたいが、イカの活き造りも食べたい。
悶々としながら、気がつけば連休は終わっているのだろう。

人生はつねに「王手飛車取り」の桂馬をビシッと打ちこまれるようなもので、いくら腕を組んで唸っても、のがれる術はないのだ。

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