歳時記

右足首の激痛

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ここ一週間、持病の右肩甲骨の痛みが続く。
考えがまとまらず、仕事に響くのだ。

難儀しているところへ、今度は右足首の激しい痛みが襲ってきた。

いきなりである。
神経を針で突っつくような痛みだ。
一瞬、痛風かと思ったが、腫れもなく、皮膚の色もフツー。
外見に異常はない。

だが、耐え難い痛み。

「痛テテテテ」
居間で思わず叫ぶと、
「ちょっと、何かやったんじゃないの」
愚妻がジロリとニラむ。

「何もやっておらん」
「道場でサンドバッグを蹴ってるんじゃないの?」
「いや、汗をかくことはせん」
「絶対に何か原因があるんだから」

何だかんだと詮索するばかり。
法務が二日ほど続いているのに、これでは読経できないではないか。

「バカ者。原因を探るより、どう対処すべきを考えるべきではないか」
たしなめると、
「私、医者じゃないから」
しごくまっとうな返事が返ってくる。

論戦の末、湿布をさせたのだが、痛みは断続的に襲ってくる。
フツーなら「大丈夫なの」と心配するだろうに、
「まったく、目を離すと何をやっているかわからないんだから」
毒づくばかりなのだ。

今日は法要の始まる前にビリビリと痛みが来たが、最中は何とか治まってくれて助かった。
私の心配はコロナ禍より、足首の激痛なのだ。

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