歳時記

令和「初風呂の義」

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令和の新時代を迎え、さっそく朝7時、愚妻と近くの日帰り温泉へ出かけた。
特に意味はない。
しいて言えば、「令和・初風呂の義」ということになろうか。

4時に起きてお経を称え、露天風呂に浸かる。
私なりの新時代を迎える儀式である。
GWで混んでいるとイヤだと思ったが、それほどでもなく、新時代の到来を祝して湯船に手足を伸ばした次第。

そう言えば昨日、平成最後の4月30日は炉前で直葬のお勤めをさせていただいた。
人も去り、時代も去る。
そして新しい命が誕生し、新しい時代が到来する。
まさしく人生は、滔々と流れる大河に浮かぶ木の葉のようなものではないか。

昭和、平成と生き抜いて令和に至る。
歳を取るはずである。
そう言えば姪の結婚式で神戸に行く新幹線の中で、娘と愚妻の会話が漏れ聞こえたことを思い出した。

「お母さん、お父さんより先に死なないでよ」

いつものセリフだが、新幹線の中で聞くと、娘の本気度が伝わってくるのだ。

昭和、平成と生き抜いて令和に至る。
「長寿は罪」の時代の始まりの予感である。

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