歳時記

人間は「踏み台」になって成長

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今年はラグビーのワールドカップが日本で開催されるせいか、ラグビーがよく話題になっている。

私はラグビーについてはルールを含め、よくは知らないが、
「ボールを味方にパスするときは、必ず自分より後方に投げなくてはいけない」
というところが気に入っている。

過日、知人から「仕事が思ったようにいかない」という相談を受けた。
人脈豊富であるにもかかわらず、仕事がイマイチ展開しないと言う。

私の見るところ、彼は人脈というボールを一人でかかえ、ゴールに向かって突進している。
だから途中でタックルされ、つぶされてしまう。

別の知人は、やはり人脈豊富で、こちらは仕事も私生活も順風満帆である。
人脈というボールを後ろへ後ろへと仲間にパスしているからだ。
つまり、人脈が相乗効果となってゴールに至るわけである。

人脈は抱えこむのではなく、どんどん紹介ていくべきだ。
ところが、器の小さい人間は、人脈を人に紹介することを惜しむ。
後ろにパスできないため、つぶされるという次第。

「損のできない人間は、結局、人生で損をしている」
というのが私の持論。

人に踏まれ、人の踏み台になって、人間は成長していくのだ。

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