歳時記

平昌オリンピック

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 連日、平昌オリンピックの放送。
 金だ、銀だ、銅だと、番組のMCがあおる。
 選手のプレッシャーは大変なものだろう。
 どの競技もそうだが、最初は市町村大会で勝つことを目指し、勝てば満面の笑顔。
 ところが、次ぎは県大会で勝ちたくなる。
 さらにブロック大会、全国大会、そして世界大会にオリンピック。
 オリンピックに出場すること自体、最高の栄誉であるにもかかわらず、メダルが獲れなければ肩身が狭くなる。
 だからプレッシャーに苦しむ。
 まるで「イカロスの翼」である。
 高みを目指すことは素晴らしいことだ疑いなく思っているが、本当にそうなのだろうか。
 一流選手には「燃え尽き症候群」という言葉がある。
 一流校、一流会社に就職した若者には「五月病」というのがある。
 
 何に向かって全力疾走するのか。
 この視点を見失ってはなるまいと、平昌オリンピックを観ながら思うのである。

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