歳時記

メールは3拍子

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 このHPに「ご意見・コメント受付」のカテゴリーがある。
 取材の申し込みや講演依頼も、ここに書き込まれるのでとても便利だが、時に何十年ぶりかで知人から〝お便り〟をちょうだいすることがある。
 何かの拍子で、このHPに行き当たったのだろう。
 私も胸を弾ませながら、付記されたメルアドに返信を書くのだが、再返信が来ないと心配になる。
 メルアドが間違っているのか、何かの不具合で私のメールが届かなかったのか、あれこれ気をもむのだ。
 電話なら実際に話しをするので心配はないが、メールはそういう意味で厄介だ。
 仕事の打ち合わせでもそうで、私のメッセージが伝わっているか気になることがある。
 だから私はメールを出す場合、常に「3拍子」を心がけている。
「私がメールを出す」「相手から返信が来る」「私から了解メールを出す」という具合だ。
 逆を考えてみればわかる。
「相手からメールが来る」「私が返信する」で2拍子で終わると、私の返信が相手に届いたのかどうか気になる。
 だから発信した側が3拍子で「了解メール」を出すのが親切だというわけだ。
 当たり前と言ってはいけない。
 内容によっては何度かやりとりをすることがある。
 そんな場合は、私から発信したのであれば5拍子、7拍子と奇数を心がけてメールを締めくくる。
 メールは機械的なやり取りに見えて、気配りというものが実によくわかるのだ。

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