「消費税アップの再延期は絶対しない」
と明言していた安倍総理が、モゴモゴ言い始めた。
景気が悪いままだと、再延期はあるかもしれない。
「じゃ、安倍はウソをついたのか」
となれば、
「いや、あのときは本気でそう思っていた」
と反論するだろう。
これが「ウソのレトリック」である。
その時々においては「正直」であっても、そこに一貫性がないことを「ウソ」と言う。
「キミを一生、幸せにする」
と言って結婚し、すぐに離婚しても、
「あのときは本気でそう思っていた。ウソじゃない」
という理屈だ。
もっともらしいが、これを「ウソ」と言うのだ。
そして、反対にウソをついていても、それが一貫していれば「正直」と言う。
ウソが正直になり、正直がウソになる。
ウソとは何か、正直とは何か。
考えいくと、なかなか深い意味を持っているのだ。
「ウソ」と「正直」
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