毎日が慌ただしく、小保方晴子さんの記者会見を注目していたのだが、残念ながらちょこっとしか見ることができなかった。
STAP細胞については、門外漢の私にはよくわからないが、小保方さんの会見を見て、「反論法」ということを再認識した。
大前提は、
「あわてて反論してはならない」
ということだ。
「インチキだ」
と批難されれば誰だって、
「違う!」
と反論したくなる。
だが「違う」と反論すれば、
「じゃ、これはどうなんだ」
と新たな攻撃を呼び込んでしまう。
だから反論しない。
ガンガン批難させる。
小保方さんの例で言えば、メディアも勝手放題に言わせる。
そうして〝材料〟が出そろったところで、
「違います!」
と逐一、反論し、撃破していくのだ。
あることないことメディアが書き立てることで、世間の耳目が集まり、
「なぜ、黙っているんだ」
「やっぱりインチキか」
と、囂々(ごうごう)の批難が起こったところで、
「私、反論します!」
となれば、最大の反論効果をあげることができるのだ。
ただし、この方法は「自分が正しい」という場合に限る。
いや、そう信じている場合だ。
たとえ、
「やっぱり小保方さんは間違っていた」
という断を下されても、
「私は信じています」
と最後まで抵抗すれば、研究者としてはともかく、少なくとも人間的にはドローに持ち込めるのだ。
小保方晴子さんの記者会見
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