歳時記

尻に火がつく

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 昨日は、千葉県四街道市で空手の大会があり、顔を出す。
 締め切りが迫っていて空手どころではないのだが、うちの道場からも十名ほど出場するし、主催者にも出席すると伝えてあるので、やむを得ない。
 試合を観戦しながらプログラムの余白に、原稿のコンテや書き出しをメモっていると、
「お弟子さんたちの結果ですか?」
 主催者に声をかけられ、あわててプログラムを閉じる。
 夜は、愚妻と食事に出かける。
 食事どころではないのだが、今日、12月3日が私の誕生日ということで、そのお祝いだと言われれば、断るわけにはいくまい。
 お歳暮がわりだと言って、お店からシャブリをもらう。
 私は一刻も早く帰宅して原稿を書かねばならぬというのに、愚妻は夕雅にワイングラスを口に運んでいる。
「誰のお祝いだ!」
 と言いたかったが、そうもいかぬ。
 人生も、夫婦も、辛抱が大事なのだ。
 明日は保護司の仕事で家庭訪問だ。
 忘年会など今週の予定はすべてキャンセルしたが、保護司の責務はそうはいかない。
 今日は、この冬一番の冷え込みだそうだが、締め切りで尻に火がついた私は寒くはないのだ。

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