先週、畑に植えたタマネギや豆類のことが、ずっと気になっていた。
たまたま畑大指南役のS氏が不在で、適当に植えたからである。
それで今朝、畑に出かけてみると、タマネギも豆類も元気であった。
しかも、白菜、キャベツ、大根、ホウレンソウ、小松菜など、植えた量は少ないが見事に育っているではないか。
これにはS氏が感嘆し、
「ご主人(私のこと)は、畑と相性がいいのかもしれないね」
とおっしゃったのである。
これに私はすっかり気をよくし、帰途の車の中で、
「どうだ、わかったか。わしは畑と相性がいいのだ」
と愚妻に自慢すると、
「じゃ、毎日、畑へ行ったら」
そっぽを向いたまま、可愛げのないことを言うのだ。
愚妻はともかく、
「畑と相性がいい」
と思うだけで、何やら野菜が愛(いと)おしくなってくる。
もっと丹精を込めて育てようと思う。
たとえS氏のお世辞であったとしても、たった一言で気分はガラリと変わるのだ。
これからは何事においても、「相性がいい」と思うことにしょう。
気分よく生きる〝魔法の言葉〟のような気がしてきたのである。
「相性がいい」という一言
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