今日は龍笛(りゅうてき)の稽古日で、松戸市の天真寺に出かける。
ホラを吹くの違って、龍笛となると、これは甚(はなは)だ難しいのだ。
自宅にいるときに、改まって稽古となると気が重くなるので、龍笛を机の脇に置いておき、気が向いたらパッと手に取ってピィ~と鳴らすのだが、
「ちょっと、うるさいわね!」
愚妻が強硬にクレームをつけてくるのだ。
「おまえの声のほうがうるさいではないか」
「あなたが吹くから、私が文句を言うんでしょ」
「それを世間では屁理屈と言う。そもそも屁理屈とは、屁をこくのにも理屈をつけて・・・」
「うるさい!」
私の龍笛が遅々として上達しないのは、ひとえに愚妻のせいなのである。
龍笛と愚妻
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