歳時記

「鳩」と「豆鉄砲」

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 いまブログを書いている途中で、何がどうしたのか、パソコンがシャットダウンしてしまった。
 鳩山首相の悪口を書いていたので、ハトの祟(たた)りかもしれない。
 豆鉄砲をくらうのはハトのはずだが、私のパソコンが豆鉄砲をくらってしまったのである。
 鳩山首相は、5月末までに普天間基地移設問題の解決をはかると再三、明言している。
 メディアは「自分の首を絞める行為」と批判するし、私もそう思う。
 だが、鳩山首相だってそのことはわかっているはずだ。
 となれば、なにゆえ5月末の決着を再三口にするだろうか。
 そこが、私にはわからない。
 5月末になって責任を取り、内閣総辞職。そして民主党の〝新しい顔〟を押し立てて新内閣を発足させ、夏の参院選に臨む、ということなのだろうか。
 あるいは、ただノー天気に5月末を口にしているだけなのか。
 いずれにせよ、タイミングを見て意図的に消費税アップの問題を持ち出せば、メディアも国民の関心も一斉にそちらに向いてしまう。
 かくして普天間基地移設問題は風化し、民主党はこれ幸いと頬っかむりというというわけである。
 成田空港は多くの犠牲を払って建設された。
 それが今は、「都心から遠すぎる」という理由で、羽田空港拡張につながっている。
「時間」がたてば、黒も白になり、白も黒になってしまうということなのだ。
 政治に限らず、これはすべてのことについて言えることではないか。
「普天間5月末」という鳩山首相言葉を聞くたびに、私はそう思うのである。

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