歳時記

鳩山は〝ガキの居直り〟

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 沖縄の普天間基地の移設問題。
 やっぱりというのか、ことあるごとに「3月一杯」と言いつづけてきた政府案がまとまらなかった。
 しかも、鳩山首相は、
「いつまでに全部やらなきゃいけないという話ではない。今月中じゃなきゃならないとか、別に法的に決まっているわけではない」
 言ってくれますな。
 頼まれもしないのに「3月一杯」といったのは、あなたでしょうが。
 それに「法的に決まっているわけではない」というのは、返事に窮したときの〝ガキの居直り〟なのだ。
「こらッ、電車の中で足を組むんじゃない」
「足を組んじゃいけないって、法律で決まってんのか」
 一国の首相が口にすべきことではあるまい。
 こういうのを「言うに事欠いて」というのだ。
「約束どおり、すでに腹案は固まっている。しかしいま、岡田外相が渡米して米国と重要な話し合いをしている。その結果を踏まえて発表したい」
 とか何とか、もうちょっと言いようがあるだろう。
 そして岡田外相が帰国すれば、
「いま重大な局面を迎えている。その結果を踏まえて」
 とか何とか言えばよい。
 私は鳩山首相に期待などしていない。
 首相がどういう詭弁(きべん)を弄(ろう)すのか、それを楽しみにしているのだ。
 だから、ガキのような居直りだけはやめてほしいのである。

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