歳時記

攻めは〝くだらないこと〟に妙味あり

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 鳩山首相が母親にカネの無心をしたとか、しないとか。
「そんなこと、どうだっていいじゃないの」
 と、愚妻の怒るまいことか。
「いま日本は、それどころじゃないでしょ」
 というわけで、愚妻の怒りの矛先が民主党に向いているのだ。
(なるほど)
 と私は納得した。
〝くだらないこと〟だからこそ、民主党にマイナスに作用しているのだ。
 これまで自民党が〝くだらないこと〟で民主党を攻撃しているのを見て、
(自民党もダメだな)
 と思っていたが、そうではない。
〝くだらないこと〟というのは、当初は攻める側が非難されるが、それが長引くにつれて一転、
(いつまでグスグスやっているんだ)
 と、今度は〝攻められる側〟が非難されるようになっていくのである。
 たとえば悪ガキがいるとする。
 当初は悪ガキが非難され、
「親御さんもお気の毒」
 と世間は同情する。
 ところが、悪ガキの素行がいっこうにおさまらなければ一転、
「親は何やってるんだ。あんな悪ガキ、ガツンとやれないのか」
 親が非難されるようになっていくのである。
 それがくだらないことであればあるほど、攻め続けていれば、
「そんなくだらないことを、いつまでグズグズ言わせているんだ!」
 と、立場は逆転していく。
 世のなかは、そうしたものなのである。
 

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