「新型インフルエンザの本格的な流行が、すでに始まったと考えていい」
桝添厚労相が緊急の記者会見を開いて、そう言ったそうな。
だけど、
「ここまで拡大することは予想していなかった」
という発言はないだろう。
しかも、今春の発生時にくらべて国民の関心が低下したとの懸念を表明し、
「見えないリスク、新しいウイルスへの警戒を解いてはいけない」
とは何事だ。
新型インフルはたいしたことなく、騒ぎすぎだと、やっきになって沈静化させたのはいったい、どこの誰だ。
麻生総理など、口をひん曲げて、
「国民のみなさまに、冷静に対処をお願いしたい」
と、くりかえし語っていたではないか。
「今春の発生時にくらべて国民の関心が低下した」のではなく、「低下させた」のだ。
そのことを頬っかむりして、いけしゃあしゃあと「懸念の表明」である。
発生当初、愚妻はマスクをしこたま買いこみ、これで安心とニンマリしていたのだが、
「冷静に対処をお願いしたい」
と、麻生総理が何度も口をひん曲げるにおよんで、愚妻も〝沈静化〟。マスクはもう不要とばかり、あちこち気前よく差し上げたのである。
それが一転、
「国民の関心が低下したとの懸念」
だの、
「見えないリスク、新しいウイルスへの警戒を解いてはいけない」
だのと言われて、愚妻の怒るまいことか。
「だから自民党の言うことは信用できないのよ!」
マスクのうらみは怖いのだ。
どうやら桝添発言で、自民は少なくとも愚妻の一票を失いそうである。
「桝添発言」で愚妻の怒り
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