歳時記

「光陰矢の如し」の感慨

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 今日は午後1時から、世界空手道連盟「士道館」・添野義二館長の還暦祝いが、有明ワシントンホテルであった。
 添野館長の人徳で、各界から多数の人がお祝いに駆けつけ、大盛況であった。
 記憶をたどると、私が添野館長と知り合ったのは1981年だから、26年のお付き合いになる。当時、添野館長は34歳で、私は31歳。若かった。以来、いろんな思い出があるが、添野館長と握手しながら、つくづく光陰は矢の如しであるという感慨を抱いた。
 最近、月日が経つのが早く感じられる。
 そのせいか、人生の〝表舞台〟から身を引く年齢をいくつにするか、このところ考えている。60歳なら、あと2年。65歳なら7年。欲をかいて70歳としても、あと12年である。
 だが添野館長と知り合って26年があっという間に過ぎたことを思えば、7年、10年など、まさに「矢の如く」過ぎ去るだろう。
「山あり、谷あり、トンネルあり」とは、添野館長が半生を振り返った謝辞の中の言葉だが、私の半生にも、山もあれば谷もトンネルもある。
 だが、人生を引き算で考える年齢になると、山や谷に一喜一憂することの無意味さをつくづく感じる。
 まさに「光陰矢の如し」――今日、還暦祝いの帰りのクルマのなかで、この言葉の持つ意味を噛みしめた次第。
 

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