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啄木の「じっと手を見る」を考える
2011/5/8
『はたらけど はたらけど猶(なお)わが生活(くらし)楽にならざり ぢっと手を見る』 とは、石川啄木のよく知られた詩である。 この詩に接したのは中学時代だったか。 (へぇ、人間は絶望したときに、じっ ...
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浜岡原発停止は「英断」か
2011/5/7
菅首相が、中部電力浜岡原子力発電所の全面停止要請という異例の措置に踏み切った。 「政権の信頼回復を狙った」 との声があるものの、「よくやった」の声は強い。 もっとも、福島原発の危機状態がつづくな ...
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「車の運転」という「生き方」
2011/5/6
『在家仏教』6月号に、形山睡峰師(無相庵菩提禅堂庵主)のこんな言葉がある。 聞き手である金光寿郎氏(元NHKチーフディレクター)との対談で、形山師は車の運転を例に引きながら、こう語ってらっしゃる。 ...
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「鯉のぼり」を意地悪く眺める
2011/5/5
今日は「端午(たんご)の節句」である。 子供のころ「団子の節句」と聞き間違え、団子は秋の「お月見」と2回あるものと思っていた。 ウソのような本当の話である。 そう言えば、やはり子供のころ、「バ ...
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われは悪(わろ)しと思う人なし
2011/5/4
鳩山前首相が、菅総理を「無責任」と批判したそうな。 政治家には「想定外」という発言は許されず、この言葉を使う菅総理は無責任というわけである。 私も、そう思う。 この発言は正しい。 だけど、発 ...
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愚妻のヒザ痛と「お釈迦さま」
2011/5/3
愚妻が、ヒザ痛を訴える。 訴えるといっても、私の胃痛のときのように、 「痛テテテテ」 と素直に口にするわけではなく、私の前で足を引きずり、無言のアピールをするのだ。 で、やむなく、 「どうした ...
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今日は「八十八夜」
2011/5/2
今日は「八十八夜」である。 「88夜」と書くと、どうもしっくりこない。 日本文化の伝統行事は、やはり和数字でなくちゃ気分が出ないものである。 「八十八夜」は立春から数えて八十八日目のことだが、昔か ...
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ボランティアと「堀江某」
2011/5/1
東北道は「ボランティア渋滞」だとニュースが報じている。 大震災発生以来、ボランティアは延べ13万人を超え、この連休中には1日あたり約8000人が被災地で活動する見込みだという。 ボランティアは本 ...
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昨夜、一人で帰宅
2011/4/30
昨日の昼、娘が孫二人を連れて、九十九里の仕事部屋へやってきた。 私は仕事が溜まっているので留守番をし、愚妻たち四人が温泉健康ランドへ。 そのあと夕食に魚を食べに行き、私は仕事があるので、そのまま ...
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「道歌」を人生に置いて読み解く
2011/4/29
今日は、いい天気である。 気温はさほどでもないが、九十九里の空は青く、白い雲がゆっくりと流れている。 仕事部屋から雲を見上げていて、ふと居合の道歌が脳裏をよぎる。 『吹けば行く 吹かねば行かぬ ...