「 mukaidaniの記事 」 一覧
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一将巧成りて万骨枯る
2011/7/29
『一将巧成りて万骨枯る』 という、よく知られたこの言葉は、 「将軍たちよ、手柄を立てた陰に、無数の無名兵士の死があることを忘れるな」 と戒めたもので、人民を犠牲にして将軍たちが功名を争う唐末の世相 ...
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明日から弁当にしよう
2011/7/28
「弁当」が欲しくなった。 会社員や学生が持参する、あの弁当である。 なぜ、そんな気分になったのか、自分でもよくわからないが、とにかく「弁当」が欲しくなったのだ。 「おい、明日から、夕食は弁当にする ...
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真夏の夜の「夫婦の会話」
2011/7/27
最新刊の『会話は「最初のひと言」が9割』(光文社新書)が重版した。 発売されて、まだ10日なので、出足は好調のようである。 ともあれ、読者諸兄に感謝。 著述業という仕事は、プロ野球の選手のよう ...
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孫を連れて九十九里へ
2011/7/26
昨日の朝、孫(小学1年、男児)を連れて、九十九里の仕事場へ出かけ、1泊で先ほど帰ってきた。 温泉健康ランドの屋上にあるプールで泳がせたのだが、愚妻は日陰に座ったきりで、 「あなた、泳がせなさいよ」 ...
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龍笛(りゅうてき)の本格稽古
2011/7/25
昨日、ご縁をいただいて、千葉県松戸市の浄土真宗本願寺派「天真寺」の雅楽教室に入れていただき、龍笛(りゅうてき)を本格的に習い始めた。 60の手習いだが、『自今生涯(じこんしょうがい)』というのがモ ...
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いよいよ地デジである
2011/7/24
愚妻の寝室を見て驚いた。 でっかいテレビが置いてある。 「何だ、これは?」 「買い換えたって言ったでしょう」 「いつ?」 「ずいぶん前よ」 「知らん」 「いつもこうなんだから。しっかりしてよ」 ...
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「娑婆(しゃば)」について考える
2011/7/23
刑務所に入るときは、 「しばらく娑婆(しゃば)ともお別れだ」 と暗い顔で言うし、出所したときは、 「やっと娑婆にもどってきた」 と、晴れ晴れとした言う。 「娑婆」は、私たちが暮らす社会のことを言 ...
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海江田経産相の「忍耐」
2011/7/22
参院予算委員会で、挙手する海江田経産相の手のひらに、手書きで「忍」の文字が書いてあったとして、話題になっている。 菅首相が、原発再稼働についてコロコロと考えを変え、そのたびにハシゴを外されるのが海 ...
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たまには良寛など
2011/7/21
『焚(た)くほどは 風が持てくる落葉かな』 よく知られた良寛の言葉だ。 「なんとかなる」 という楽観と同時に、 「結果に身をまかせる」 という達観を、私はこの句に読み取る。 落葉を求めて、 「 ...
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「視野が狭い」というまやかし
2011/7/20
「言葉の達人」というのは、どこにでもいるものだ。 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働を巡る「やらせメール」問題で、当時の九電佐賀支店長が、こう釈明した。 「運転再開をしたいという焦りで ...