小沢幹事長の逮捕はあるのか。
私設秘書だった石川知裕衆院議員の逮捕で、メディアも私たちも、関心はこの一点といっていいだろう。
石川議員がすべてをゲロするか、頑として黙秘で踏ん張るか。
「おまえ、どう思う」
テレビニュースを見ながら愚妻に問うと、
「しゃべるに決まっているでしょ」
あっさり言ってのけた。
「どうしてだ?」
「あの顔、見ればわかるじゃないの。お汁粉、食べる?」
愚妻にとっては、たいしたニュースではないようだ。
もっとも、私たちにとっても〝小沢疑惑〟は昔からあった。
(小沢なら、いろいろやってるんだろうな)
と思っていただけに、楽しみながら事件の展開を見ているといったとろか。
さて、石川議員はゲロするか、黙秘するか。
こういう場合、被告の根性が問題にされるが、私はそうは思わない。
被告が踏ん張れるかどうかは、
「親分が自分の骨を拾ってくれるかどうか」
という信頼関係による。
責任の一切を負えば、必ずやそれら報いてくれるという絶対の信頼感があれば、とことん親分をかばうだろう。
とみろが、
(責任の一切を負っても、ほどぼりがさめたらポイされるかもしれない)
という疑いの心がちょっとでもあれば、結局、ゲロってしまうだろう。
ゲロするか黙秘するかは、本人の根性の問題ではなく、親分の人徳の問題ということなのである。
小沢幹事長はどうか。
たぶん、ポイするだろうな。
剛腕で冷酷だもの。
となれば、石川議員も、公設秘書も、ゲロゲロゲロゲロ、真冬のカエルになることだろう。
逮捕された石川議員は〝真冬のカエル〟
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