眠い。
仕事が遅れているので、半徹夜になったからだ。
というのも、昨朝、近所に住む孫がふたり遊びに来て、
「畑、行こう」
と言うのだ。
5歳の男児と3歳の女児。
ご丁寧に長靴を履き、リュックをしょっている。
私はといえば、道場の仕事部屋へ行こうと準備をしていた。
「あら、畑につれて行かないつもりなの?」
二階の私の部屋に入ってくるなり、愚妻が険しい顔で詰問する。
「それが、原稿が……」
「楽しみにして来ているのよ」
「それはそうだが……」
すると階段の下から、86歳の親父が、
「おーい、畑は行かないのか?」
かくして、私と愚妻と親父と孫ふたりが畑へ出かけたという次第。
畑で遊ばせ、家に帰って私が孫たちを風呂に入れたので、くたくたになって、いつのまにか高いびき。
仕事の予定は大幅に遅れ、半徹夜になったというわけである。
「お仕事、お忙しいですか?」
久しぶりに会った人は、こんな挨拶をしてくれるが、私はこう返事するのだ。
「それが、忙しすぎて、仕事をするヒマがないんですよ」
たいていの人は、怪訝そうな顔をする。
今日は、これから空手の佐倉市夏季大会へ出かける。
暑い一日になりそうだ。
昨日は畑で、今日は空手の大会
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