コロナについて、「第二波だ」と言う有専門家がいれば、「そうじゃない」と政府は否定。
医療現場の逼迫についても、「そうだ」と言う人、「まだまだ大丈夫」と言う人。
「GoToトラベルキャンペーン」もしかり。
正反対のことを、それぞれの立場で言う。
いったいどっちなのだ。
昨夜、私は愚妻に意見を求めた。
「第二波の到来か?」
「到来に決まってるじゃないの」
酎ハイを飲みながら即答する。
「医療現場は?」
「逼迫に決まってるじゃないの」
チーズを囓って言う。
「GoToは?」
「大失敗に決まってるじゃないの」
すべて明快に即答する。
「なぜだ?」
理由を問うと、
「そんなこと、私にわかるわけないでしょ」
これも明快に即答して、酎ハイをグビリ。
では、愚妻の判断基準は何かと言えば、
「私にはわかるのよ」
自信満々に言って、ひとりでうなずくのだ。
生きて行く上で自信は大切であるとしても、「根拠のない自信」は果たしてどうなのか。
論理的にものを考える私は絶句するばかりである。