認可保育所に子どもを預けるための「保活」が熾烈(しれつ)を極め、6人の入園枠に120人が殺到するケースもあるという記事。
介護離職が年10万人で、中高年が悲鳴をあげているという記事。
それに並んで、
「エビフライの尻尾は食べるべきか」
という記事。
そんなネットの記事を読んでいると、
(なんだかなァ)
という思いにとらわれてしまう。
いろんなニュースがあっていいし、いろんな価値観があっていい。
それでこそ、健全な社会なのだ。
そうはわかってはいても、たとえばテレビのキャスターが痛ましいニュースを報道したあとで、一転、
「さあ、明日のお天気です!」
と、明るい笑顔で話し出すのを見ると、
(なんだかなァ)
という思いがよぎるのだ。
そういえば、お葬儀に参列して、悲歎に暮れているのは近親者だけ。
大きな葬儀になると、
「あ、どうも!」
なんて、笑顔を交わしたり。
所詮、人間は傍観者ということか。
世間を恃(たの)みとせず、自分の足で人生街道を歩いていく。
この覚悟が何より大事なのだ。
「傍観者」ということ
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