今朝のことだ。
自宅の近くにスーパー銭湯ができたので
「ちょっと行ってくるわ」
と言い残して、愚妻が出かけて行った。
私は原稿書き。
「ノンキなものだ」
と、出かける前、愚妻にイヤ味を言うと、
「今日は、夕食を食べてくるんでしょ」
と反撃する。
「打ち合わせだ」
「じゃ、食べないの?」
「食べる」
「ほら、食べるんじゃないの」
勝ち誇ったように言う。
体重だけでなく、愚妻は口も減らない。
一連の拙著である「実戦心理術」を愚妻は読んではいないので、この切り返しは天性のものだろう。
「夫婦をテーマに書いたらどうですか?」
と、ある編集者に言われたが、そんなことを書いたら、亭主のマヌケさ加減を衆人に知らしめることになるではないか。
溜め息には、二酸化炭素が多く含まれているという。
自室も仕事場も息苦しく感じるのは、きっと二酸化炭素のせいに違いない。
愚妻の「切り返し」
投稿日: