歳時記

めまいは「一件落着」

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かかりつけ医に相談し、アドバイスにしたがって先週末、脳外科病院で診てもらった。
MRIを撮ることになる。
若い女性の看護師さんがプリントに目を落としながら私に質問し、ボールペンで事前の注意事項をチェックしていく。

「金属を身につけてらっしゃいませんか?」
「なし」
「入れ歯は?」
「なし」
「カツラは?」
「見てください」

看護師さんが顔を上げる。
私がスキンヘッドを撫でてみせる。
「カツラ、ないですね」

ま、そんなこんなで検査した結果、「梗塞」はなし。
脳梗塞の心配がないなら、ひと安心。

とはいえ、めまいがしたのは事実なので、無罪放免というわけにはいかない。
平衡感覚はしっかりしているので、耳に原因があるわけではなかろう。
ならば、眼か。

で、今日は眼科に出かける。

結論から言えば、画像を認識する脳の血流が何かの拍子に乱れることがあり、そのせいだろうということだった。
これはMRIには出ないのだそうだ。

「ですから」
男性医師が言う。
「これは仕方がないことで、今後もめまいが起こる可能性はあります」

嫌なことをテキパキとおっしゃる。

「めまいがしたら、じっとしていてください。早ければ数分で収まりますから」

これにて、めまいは一件落着である。

残る問題は、いつ、どこで起こるか。
あるいは、ずっと起きないでいるか。
時限爆弾を抱えているような気分なのである。

 

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