歳時記

コロナに感染

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昨日からノドが痛く、イヤな予感がしていたら、本日の午後、熱を計ったら38.6度である。
(コロナか)
もちろんそう思った。

県の発熱相談センターに電話すると、佐倉近隣の医院の電話番号と住所を紹介してくれた。

3カ所も紹介してくれたので、これでひと安心と思ったらとんでもない。

「午後の診察は終わりました」
「コロナ関係はやっておりません」
2カ所は冷たい返事。

もう一つの医院は、電話のテープが、
「ただいま電話が混み合っております」
と、くり返すばかり。
しんぼうして40分かけたが、
「ただいま電話が・・・・」
ひどい医院があったものである。

「医は仁術」とまでは言わないが、これが医院の実体かと思うと、医者も地に落ちたものである。

腹立ち気分で発熱相談センターに再度、電話して事情を話すと、
「習志野なので、少し遠くなりますが」
「どこだっていいですよ」
「では、医院の名前を申し上げます。ひらがなで『あんどう医院』」

(安藤!)

ビビビッである。
「あんどう」なら断ることはないだろう。

電話をかけると、女性看護師のやさしくて丁重な声で、
「どうぞ、おいでください」
思ったとおりである。

1時間をかけて行く。
医師も親切で、「この先生なら」と信頼がおける人だった。

ろくでもない医院に断られたおかげで、この医院にたどりついた。
一喜一憂するなかれ。
コロナ感染は余計だったが、人生、何が幸いするかわからないと改めて思った次第である。

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