今朝(と言うのかどうか)、午前1時に目が覚めた。
寝たのは9時前。
ここ2日、明け方まで仕事をしていたので、睡眠時間4時間だが眠りが深かったのだろう。
ぐっすりである。
せっかくだから、そのまま起きて仕事をした。
予定がないというのは、こういうときに便利なのだ。
日中、眠くなれば横になればいい。
ところが、法務やら打ち合わせやら出かける用事が入っていると、午前1時から仕事というわけにはいかない。
コロナ自粛は、時間ということに限っていえば、実に気楽なのである。
「Go Toキャンペーン」が始まる。
自粛と旅行。
アクセルとブレーキを同時に踏む。
「なに考えているのかしらねぇ」
愚妻がまっとうなことを言って怒っている。
だが、秋に地方の温泉に出かける予定にしている。
早々に予約したから愚妻は失念している。
「キャンペーンで補助金が出るらしいぞ」
私が言うと、
「いいわね」
ニッコリ笑顔になる。
「いま、怒っていたではないか」
「あれはあれ、これはこれよ」
なるほど、政府のバラマキ政策は正鵠を得ていると納得した次第。
批判しつつ、ちょっとでも得をすると思えば笑顔になる。
人間は誰もがアクセルとブレーキを同時に踏んでいる。
だからいつもその場から動けず、同じ轍(てつ)を踏むのだ。